欧米の影響を受けて転職や独立をする傾向が日本でも強まってきました。
終身雇用が基本になっているにもかかわらず、転職で新しい職場を探して働きたいと考える人は増えています。
また、独立して事業主となり、自分なりの事業を展開して稼ぎたいと考える人も増加する傾向にあるのが現状です。
欧米を起点として始まったこのトレンドの根底にあるのは好きなことを仕事にしたいという願望であり、楽しみながら稼いでいくことが目指されています。
銀行員として働いていた人が突然仕事を辞めてラーメン屋の経営を始めたり、医療業界で働いていた人がIT業界に転職したりといった形で職業だけを見ると全く関連性のない転職や独立がよく見られるようになりました。
仕事と趣味は切り離して考えるものとという考えや、一度就職したら最後まで同じ企業に働き続けることという習慣がありましたが、それにとらわれない人たちが若い世代を中心にして増えてきているのです。
第二新卒が増えているのも好きなことを仕事にしたいという考えを持つ人が多くなってきているからであり、社会体制もその考え方に順応するように変化してきました。
第二新卒枠を持つ企業が増える一方、独立したい人たちをサポートする事業も展開されるようになっています。
転職や独立のトレンドが生まれているからこそ、企業としてはうまく活用する方向に進んでいるのです。
その結果として誰もが好きなことを仕事にしやすい状況が生まれてきています。